紙とペン

全ては個人の所感による

新春お年玉ブックフェア

こんにちは、レムくんです。

御年七海健人、研究の道に転がりこむもコロナの煽りを受け挫折、非正規雇用で食いつなぎながら趣味程度に勉強を続けつつ正規雇用を探して生きています。

貧しいながらも物欲は常に旺盛で、ここ数年もhontoのほしい本リスト(総額約50万)から余裕を見ては本を買い、余裕がなくても勢いのままに買ったりの日々。すでに本棚からあぶれている本も多数あり、そもそも積んで読めていない本もすごいある……でも本、読みたい……ほしい……。

 

そして昨年12月、その日も機能不全を起こしている政府に元気いっぱい中指を立てていたぼくは、抱えた(概念)ほしい本たちを眺めながらふと思い立ちます。

「お年玉で本が買いたい」

もちろん、七海健人の年で親にお年玉をせびるようなことはしません。

少し前から、仲のいいフォロイーさん同士が直接会えないからとプレゼントを贈り合う様子や、リモートならではの遊びを生み出してenjoyの気を食つなぐツイッタラーの様子をTLで拝見していました。

そこでぼくも、制限の多い環境でできることを模索する頭にシフト。「お年玉と称して上限額までお互いに欲しいものを買いあうのはどうだろう」と企画をふくらませていきます。

自分の恒常的な物欲のために一万円を捻出するのは気が引けても、プレゼントとして人に贈るためなら出せる。ついでに自分も同額もらえればwin-winやんけ!

 

そうして行われたのが、【新春お年玉ブックフェア】です。

 

思い立ったが吉日。早速、企画に乗ってくれそうなフォロワーにライン。
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この時点でもう楽しい。

 

ここからさらにフォロワーの提案もあり、最終的に企画は以下の形になりました。

 

Amazonで公開用のほしいものリストを作り交換
・お互いにギフトを選び、同日に注文・配達日を指定
・上限は一万円

 

今回はサプライズとして、リストにない物品(こちらは上限2000円)を一つセレクトし、同梱で発注することに。また、提案当初が本を目的にしていたので本はメインにしつつも、雑貨も入れていいということにしました。

 

企画始動が師走だったため、リスト作成には少し長めに時間を取りました。年内にリストを交換し合うというゆるい〆を設けつつ、数日かけてプレゼントを選定。大晦日に発注→1/5に配達指定と、かけた日数はおおよそリスト交換から1週間ちょっとでした。

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これは注意点なんですが、ほしい物リストを前にした一万円、マジ儚いよ。

 

ちなみにぼくのリスト作成は、上述の通り本の通販はもっぱらhontoなので、そちらのほしい本リストを参照しながらAmazonで新たにリスインしていきました。ついでに欲望のレベルの可視化として、それぞれにフォロワーの参考になればとコメント付け。
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この程度のコメントが参考になったかどうかは聞いていないですが、フォロワーが倣って自分のリストにつけてくれてたコメントはめちゃくちゃ参考にしました。

 

本の選定基準ですが、カートに入れて会計するという最終決定権は相手にあるので、最初は最近刊行されたばかりの、気になり度が高いものを選びました。そうすれば届いたときに「あ!読みたかったやつ~!」と、欲しかったものをプレゼントでもらえたハッピー感が増します。

 

次に選んだのは、なかなか手が出せていなかった本。「買わないとな~読まないとな~と思いつつ、つい目先のほしいものを買ってばかりで優先順位を遅らせてしまう、でも買わなきゃ/読まなきゃとは思っている本」などをここぞとばかりにいれました。

↑で4000円のものを入れたフォロワーに「まあぼくが選ぶかどうかだから!入れとけ入れとけ!」とか言いつつ、自分も7000円のハードカバーを入れました。ほぼ上限ですね。「いや……ほしいけど高……いや買ってもらうか!この際!」みたいなやつを勢いで買ってしまうこともできちゃいます(ちなみにそいつはフォロワーには選ばれませんでした)。ちなみにNAILSINCのトップコート(5000円)もリストには入れた。

 

あとは上限ギリギリを攻める用に新書や電子の商業BL、雑貨をいくつか。
上限までどれほど攻めるかどうかは相手次第ですが、フォロワーははなからギリギリを攻めるつもりだったらしく、リスト交換後に送られてきた画像がコチラ。
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買い物のプロである。


ぼくもけっこう頑張りましたが、ここまでの数字を生み出すことはできませんでした……

 

リストが完成したら、できあがった欲のかたまりを相手にさらす覚悟も用意しておいてください。多少なり気心の知れたフォロワーだから遠慮なしにぶっ込めたものの、やはり客観的にも明らかな自分の趣味と欲望が並んだリストを渡すのはピクシブのブックマーク晒すレベルで恥ずかしさもあった……でも一万円分の本がもらえちゃうんだから全然気になんないね!だいたい性癖で知り合った同じ沼の友だし!!

あと人のほしいものリスト見るのけっこうおもしろい。へえ……これが欲しいんだ……

 

というわけで、サプライズ品も含めて同日に発注。もうワクワクが止まらない。お出かけも満足にできずフォロワーたちと会って騒ぐこともできない停滞する毎日から一転、生きる理由ができ、配達日が待ち遠しくてしょうがないさながらクリスマス前の子ども状態。

もちろん相手が何を選んだのか、何が届くのかはお楽しみです。

Amazonのほしいものリストではサプライズ機能(ギフトで買ってもらってもリストから自動で買われた物品がなくならない)があり、それを活用しました。またぼくは万が一機能していなかった場合を考え、注文日からリストは一度も開きませんでした。だって楽しみにしておきたいじゃん!!!

 

当日チャイムを待ってソワソワソワソワしていた姿は想像に易いでしょう……

 

そしてついに来た!サンタさん!!!(ヤマト)
在宅していたフォロワーの昼休憩にタイミングをあわせ、いざ開封の儀。
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第一声「本がいっぱい入ってる!!!!!!!!!!!」

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もうね、最高だよ。どの本も自分が欲しかった本なの、全部欲しいものなの。もう完全にクリスマス。

どの本を手に取っても「欲しかった本だ!!」「あ!!読みたかったやつ!!」「ワー?!これ買ってくれたの~?!??!」と歓喜に次ぐ歓喜。その場で小躍りしだすレベルでHappyが詰まってるの。サンタさんが実在してたあの頃でもここまでの悦はなかった。脳内ドーパミンドバドバ出る。

 

サプライズでは、SF好きなフォロワーらしいSF小説。趣味はわかっているし感性も把握されている信頼の置けるフォロワーセレクトなので、積んだ背表紙を眺めてはどんな話だろうと期待に胸を膨らませています。あらすじ読んでも意味がわからないので……


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あの、読んだことのある方やタイトルをご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、あらすじで何を言っているのか本当にわからなくて、どんな話なんだ一体……という気持ちでい続けています。

石好きでもあるフォロワーへのサプライズは、『鉱物図鑑』。これが結構クセのある中身だったようで、興奮しながら実況するフォロワーから出てくる情報量が意味わからなくて良い買い物をしたな……と、こちらでも悦を得られました。

 

 

突発の企画で、上限ももう少し高く設定するべきだったか……?とは思ったものの、低所得層の自分としては一万円で買える贅沢にしては有り余るほどのハッピーが得られたので、お気軽さもある値段設定としてちょうどよかったです。

何が届くかはわからないけど、届くものはぜ~~~んぶ自分のほしかったもの。

一時とはいえここで浴びるハッピーでドーピングのように生きる気力が湧くし、本たちもこれから時間はかかっても長くこの時のハッピーの余韻をもたらしてくれるかと思うので、本当に最高の遊びを生み出してしまったな……と目の前のハピネスを抱えながら思いました。

 

あとどうしてもまたやりたい気持ちが強くて速攻で二回目開催の約束をした。この楽しさは一度覚えたらもう忘れられない……

思いつきに付き合ってくれたフォロワー、ありがとう。